普段蛇口をひねったときに水が出てくる場所が吐水口です。
ハンドルを締めても吐水口から水が出てきている場合にはケレップの劣化が原因として考えられます。ケレップを交換するかパッキンを取り替えることで改善可能です。
ケレップとは蛇口の内部の水栓の上部にあるものです。コマとも呼ばれます。
方法としてはまず蛇口のカバーナットを取外します。ハンドルを左回りにゆるめて水栓上部を取外します。
そうしたら内部のケレップをピンセットを使ってつまみだします。新しいケレップを同じように取り付けて、外した時と逆の手順で水栓上部を取り付けていきます。
このときにカバーナットをきつく締めすぎないように注意してください。きつく締めてしまうとハンドルが固くなって水を出すときに大変です。
また、水栓を傷つけないように注意して締める必要があります。
作業後は止水栓を開いて水漏れしないかどうかを確認しましょう。
取付けるパッキンは水栓サイズによって異なります。13と20用の二種類があります。一般的に家庭で使われている水栓はサイズ13の方になります。
コマやパッキンをこのように交換してもまだ水漏れしている場合には取り付け方をなにか間違ったか、水栓自体にトラブルが起きている可能性があります。水栓を新しいものに交換するか、専門の業者にみてもらうのがいいかもしれません。